アンニーバレ・カラッチ 「猫をからかう二人の子供」

絵画

16世紀 イタリア ボローニャを中心に活躍した画家でカラヴァッジョとともにバロック様式の確立に影響を与えた画家アンニバール・カラッチの作品「猫をからかう二人の子供」です。

宗教画が一般的だった当時、本作品のような日常の生活の様子を描いた作品は珍しく、人気を得たようです。

本作品には「寝た子を起こすな」「触らぬ神に祟りなし」といった意味の教訓がふくまれており、その辺りも人々に受け入れらた要素かもしれません。

作品 猫をからかう二人の子供

二人の子供がザリガニで猫にいたずらしている様子を描いた本作品は、当時としては珍しい日常の生活でよくあるような場面を描いた作品です。

猫をからかう二人の子供
1587‐1588年

1587‐1588年
アンニーバレ・カラッチ
「猫をからかう二人の子供」
メトロポリタン美術館蔵(アメリカ ニューヨーク)

カラヴァッジョの作品ほど明暗対比が強くありませんが、暗い背景に子供と猫を描いています。

いたずらしている子供たちの表情は悪意を持った笑いを浮かべています。

一方の猫は、とても嫌がっている様子で怒っているのが分かります。

ザリガニが猫を挟み、猫が少女にとびかかり、ひっかいて逃げていく様子が容易に想像できます。

そんな未来がそうぞうできる作品で、時間的要素を意図的に取り込んでいる作品と言われています。

少女のふっくらした手や綺麗な肌の描写は、猫に引っかかれる前の状況と引っかかれた後の状況を鑑賞者に強く想像させるための描写かもしれません。

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