フィンセント・ファン・ゴッホ 郵便配達ジョゼフ・ルーラン

絵画

南仏に移住してきたフィンセント・ファン・ゴッホは、風変わりな外国人の画家として、住民から疎まれていたようです。

そんなゴッホの良き理解者としてゴッホをささえた人物、ジョゼフ・ルーランの肖像画をゴッホは6点描いています。

6点の郵便配達ジョセフ・ルーラン

作品名は「郵便配達ジョゼフ・ルーラン」となっていますが、ジョゼフ・ルーランの実際の仕事は駅の郵便物取扱係でした。

ゴッホは弟テオへ手紙を多くの書いており、手紙を出すためにジョゼフ・ルーランの仕事場へ足しげく通ったようです。

ジョゼフ・ルーランは、強烈な共和主義者であり社会主義者だったため、住民から疎まれており、そんなルーランにゴッホは親近感を持ったのかもしれません。

1888年8月初頭
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ点ルーラン」
デトロイト美術館蔵(アメリカ デトロイト)
1888年8月初頭
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」
ボストン美術館蔵(アメリカ ボストン)
1888年11-12月頃
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」
ヴィンタートゥール美術館蔵
(スイス ヴィンタートゥール)
1889年4月
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」
バーンズ・コレクション
(アメリカ フィラデルフィア)
1889年4月
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」
クレラー・ミュラー美術館蔵
(オランダ ヘルダーラント州エーデ)
1889年4月
フィンセント・ファン・ゴッホ
「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」
ニューヨーク近代美術館蔵
(アメリカ ニューヨーク)

1889年4月に制作された背景に花を散りばめた後半の3作品は、1889年1月にルーランがマルセイユに仕事で異動しアルルを離れていることから、以前の作品の模写と考えられています。

ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女

ジョゼフ・ルーラン夫人の肖像もゴッホは描いており、現在5点確認されています。

ルーラン夫人自身は、あまりゴッホのことを快く思っていなかったと言われています。

1888年
フィンセント・ファン・ゴッホ
「ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女」
クレラー・ミュラー美術館蔵
(オランダ ヘルダーラント州エーデ)
1889年
フィンセント・ファン・ゴッホ
「ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女」
ボストン美術館蔵(アメリカ ボストン)

南仏アルルでの黄色い家でのゴーギャンとの短い共同生活の期間に制作されたルーラン夫人の肖像画ですが、ゴーギャンもルーラン夫人を描いています。

ルーラン夫人の肖像
1888年

1888年
ポール・ゴーギャン
「ルーラン夫人の肖像」
セントルイス美術館蔵
(アメリカ セントルイス)

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