海外の画家までに影響を与えた、浮世絵師、葛飾北斎ですが、
北斎が描いた洋画がオランダで発見されています。
2016年10月22日にオランダのライデン国立民族学博物館(オランダ ライデン市)
の研究員が作者不明となっていた洋画6点が北斎の作品と発表しました。
この作者不明となっていた作品6点は、江戸時代に長崎で活躍した
ドイツ人医師シーボルトがオランダに持ち帰ったものです。
(シーボルトは、当時の長崎出島のオランダ商館の医師として来日
1823年-1829年の6年間滞在しました。1854年に再来日しています。)
北斎の洋画6点
作品の全てはオランダ ライデン国立民族学博物館が所蔵しています。
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ドイツに残っていたシーボルトが記した目録に「北斎が描いた洋画」と記載があり
記載された描写と作品の特徴が一致しているようです。
北斎とシーボルト
1826年、シーボルトが江戸へ上がった際に、オランダ人が定宿としてた旅館に
北斎が訪ねていることが判明しており、その際、シーボルトが北斎に洋画の
遠近法を主体とした西洋画の技法を伝えなのではないかと推測されています。
この洋画6点を作成した4年後、北斎は富嶽三十六景が随時刊行されており、
なにかしら、西洋画の作成が影響しているかもしれません。
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江戸へ上る途中のオランダ商館員たちへ面会を求めて訪れる
江戸の町人たちとそれを覗き込む西洋人たち
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