2021-12

浮世絵

大小暦 「錦絵」:浮世絵をカラーに

もともと、浮世絵は、本の挿絵として描かれていたイラストが独立して一枚の絵として売られるようになったものです。 最初は黒一色でしたが、徐々に色が増え、7~8色で摺る「錦絵」へ発展していきます。 錦絵への発展に大きく関係するのが大小暦です。 大...
絵画

素朴派 アンリ・ルソー

正規の絵画教育を受けず、独学で画家になった芸術家たちは、素朴派と呼ばれています。 その素朴派の代表格なのがアンリ・ルソーです。 ルソーは22年間ほどパリ市の税関に勤めながら、余暇に絵を描く「日曜画家」でした。 アンリ・ルソー ルソーは、高校...
浮世絵

北斎の娘 葛飾応為

葛飾北斎には、息子と三人の娘がおり葛飾応為は三女と言われています。 美人画に優れ、北斎の美人画の代作をしたとも言われ、北斎も「美人画に関しては応為にかなわない」と語ったと伝わっています。 応為は70歳近くまで生きたとされている一方で、現存す...
絵画

カラヴァッジョ 「聖マタイの召命」

ルネサンス後の絵画の主要な画風となったバロック絵画の先駆けとなったミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの出世作の「聖マタイの召命」です。 「聖マタイの召命」は、イエス・キリストが徴税人のレビ(後の聖マタイ)に声をかけて自分の弟子にし...
ヨハネス・フェルメール

ウルトラマリンブルー フェルメール

基本的に絵の具は、色の素なる物質と、接着剤の役割を果たす「媒材(メディウム)」を混ぜたものです。 その為、色の素となる物質が高価なものとなると、絵の具も高価となるため、自由に色を使うことが出来ない時代が続きました。 特に青色は19世紀に化学...
絵画

西洋絵画の流れ ルネサンスから印象派まで

ルネサンスから印象派までの西洋絵画の大まかな変遷を紹介しています。 ルネサンス キリスト教によりものの見方が制限されていた世界から、商業活動の活発化などで少しずつ世の中が豊かになるにつれ、人々は宗教的価値観だけでなく、より自然や社会の本来の...