「牛乳を注ぐ女」フェルメール代表作

牛乳を注ぐ女 絵画

フェルメールといえばこの作品。

フェルメールの代表作でいろいろな見どころがあります。

引き算の美学(壁から消された地図と床から消された籠)

当初、この絵には後ろの壁には大きな地図、床には、布が入った大き目の籠が描かれていました。

大きな地図が描かれていた壁
大きな籠が描かれた床

地図と籠を取り除くことで絵を単純化しつつ絵に奥行きをつけたと思えます。

床におかれているのは、足温器とよばれる物で足元を温めるものです。

足温器の奥のタイルにはキューピットが描かれいます。

キューピット(左側)の他、杖をついた人(?)などが描かれています

また、壁に打ち付けられている釘の帯状に広がる影の描写など、地図や籠を取り除いて単純化しつつ、細かな描写がされています。

壁に打ち付けられた釘の影の描写

実際は起きない光の反射

実際は起きない光の反射を描くことで全体に広がりをもたせています。

女性の光の反射、奥の金属の容器の光の反射、パンの光の反射が一致していません。

意識的に一致させていないのがわかります。

限定される色数と牛乳や壺の青色

色数と使い方

三原色と近似色に緑と赤と使用する色数が抑えられて、

補色効果により、逆に色の印象を強くしています。

牛乳や壺に飛び散っている青色

よく見ると、牛乳や壺に青色が散りばめられています。

フェルメールブルーと言われる、彼の特徴の青色で描かれたエプロンの残像を意図したものかもしれません。

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