印象派の代表画家、クロード・モネはパリから北西に10kmにあるアルジャントゥイユという町で6年程生活します。
アルジャントゥイユは、パリからのアクセスもよかったため、当時、セーヌ川での舟遊びをする行楽地として人気があり、印象派の画家の多くが訪れました。
モネは、アルジャントゥイユで暮らしている間、アルジャントゥイユの自然や生活を題材に170点あまりの作品を制作しています。
また、マネやルノワールもモネを訪れ、作品を制作しています。
アルジャントゥイユのモネの家の庭(ダリアの咲く庭)
アルジャントゥイユのモネの家を世話したのは、その地区に広大な土地を所有していたエドゥアール・マネでした。
「アルジャントゥイユのモネの家の庭(ダリアの咲く庭)」
(1873年)
奥の家がモネが借りて住んでいた家が描かれており、庭には様々な色のダリアの群生が描かれています。
アルジャントゥイユの庭で制作中のモネ
アルジャントゥイユへは、多くの印象派画家が訪れていましたがルノワールもよくモネを訪ねており、一緒に戸外制作をしていました。
「アルジャントゥイユの庭で制作中のモネ」
(1873年)
ルノワールが戸外で庭のダリアを描くモネを描いた作品です。
アルジャントゥイユでモネやルノワールが作品制作をしていた時期に、第一回印象派展(1874年)を開催しており、アルジャントゥイユでの作品も出展されています。
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