ロートレックがフィンセント・ファン・ゴッホの肖像を描いた作品です。
ロートレックの初期の頃の作品で、印象派の作風で描かれています。
2人はお互いの作品を認め合い、ゴッホの勧めで画商で弟のテオはロートレックの作品を数点購入しています。
作品:フィンセント・ファン・ゴッホの肖像
ロートレックが23歳、ゴッホが34歳のときの作品です。
ゴッホは32歳から34歳までパリに住み、その後、南仏アルルへと向かうのですが、南仏へ行くことを進めたのがロートレックと言われています。
2人は浮世絵をはじめとした日本美術の愛好家でもあった為、ゴッホがパリにきてすぐに交流を持つようになったようです。
「フィンセント・ファン・ゴッホの肖像」
(1888年)

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
「フィンセント・ファン・ゴッホの肖像」
ゴッホ美術館蔵(オランダ アムステルダム)
カフェ・タンブラン
本作品は、カミーユ・コローやエドゥアール・マネなどのモデルを務めた女性が経営していた「カフェ・タンブラン」で描かれたのではないかと言われています。
ゴッホは「カフェ・タンブラン」を良く訪れていて、一時は経営者の女性とも交際関係があったともいわれているようです。
「カフェ・タンブランの女」
(1887年)

フィンセント・ファン・ゴッホ
「カフェ・タンブランの女」
ゴッホ美術館蔵(オランダ アムステルダム)
ゴッホが女主人をモデルに描いた作品です。机がタンバリンの形をしています。
アブサン
ゴッホの前のグラスにはアブサンが入っています。

アブサンは、薬草系のリキュールで高いアルコール度数で安価だったため多くの中毒者がでたことにより、ドイツやアメリカでは一時、製造禁止となったお酒です。
ロートレックとゴッホは、アブサンを愛飲したため中毒となっていました。
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