最も印象派的な画家と言われ、一貫して印象派の画風で作品を制作した画家です。
パリでイギリス人夫妻のものとに生まれたイギリス人です。
ほかの印象派の画家よりも作品は風景画に集中しており、人物などを描いた作品は数えるほどしかありません。
マティスがピサロに「典型的な印象派画家は誰か?」とたずねた際、ピサロは、「それは、シスレーだ」と答えたと言われています。
ルノワールが描いたシスレー
シスレーは、印象派画家のピサロ、モネ、バジールなどと交流を持ちました。なかでもルノワールとは一番仲がよかったようです。
ルノワールはシスレーをモデルに作品を描いています。
「アルフレッド・シスレーの肖像」
(1864年)
![](https://www.tabitobijutsukan.com/wp-content/uploads/2022/05/800px-Pierre-Auguste_Renoir_110.jpg)
ピエール=オーギュスト・ルノワール
「アルフレッド・シスレーの肖像」
ビュールレ・コレクション
(スイス チューリッヒ)
「婚約者たち シスレー夫妻」
(1868年)
![](https://www.tabitobijutsukan.com/wp-content/uploads/2022/05/Renoir_Paar_WRM_1199_01.jpg)
ピエール=オーギュスト・ルノワール
「婚約者たち シスレー夫妻」
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館(ドイツ ケルン)
「婚約者たち シスレー夫妻」は、題名に反して男性はシスレーですが、女性はシスレーの妻ではありません。
女性は、当時のルノワールの恋人リーズ・トレオをモデルに描いています。
シスレーの作品
シスレーの作品はサロンへの入選も果たしますが評価はそれほどでもなく、印象派としてもモネやルノワール、ピサロなどほど目立つものではありませんでした。
そのため、作品もあまり売れなかったようです。
「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」
(1872年)
![](https://www.tabitobijutsukan.com/wp-content/uploads/2022/05/800px-Alfred_Sisley_008.jpg)
アルフレッド・シスレー
「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」
メトロポリタン美術館蔵(アメリア ニューヨーク)
「洪水と小舟」
(1876年)
![](https://www.tabitobijutsukan.com/wp-content/uploads/2022/05/Alfred_Sisley_033.jpg)
アルフレッド・シスレー
「洪水と小舟」
オルセー美術館蔵(フランス パリ)
「森へ行く女たち」
(1886年)
![](https://www.tabitobijutsukan.com/wp-content/uploads/2022/05/Alfred_Sisley_-_Street_of_Marlotte_aka_Women_Going_to_the_Woods.jpg)
アルフレッド・シスレー
「森へ行く女たち」
アーディゾン美術館蔵(日本 東京)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3ZB81O+5X57CI+54O2+62U35)
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