ヨハネス・フェルメール

フェルメール 「天秤の持つ女」

この作品は、「金をはかる女」と呼ばれていたこともありましたが、調査の結果、天秤には何も乗せられていないことが判明しています。作品中の女性が天秤で測っている物は、背後の壁に描かれている画中画「最後の審判」から人間の魂を測っている描写ではないか...
ヨハネス・フェルメール

フェルメール「合奏」 盗難されて発見されない作品 

ヨハネス・フェルメールの作品は度々、盗難の被害にあっていますが、盗難されたまま発見されていない作品があります。「合奏」は1990年に盗難にあい、未だ発見されていないフェルメール作品です。 (adsbygoogle = window....
浮世絵

大小暦 「錦絵」:浮世絵をカラーに

もともと、浮世絵は、本の挿絵として描かれていたイラストが独立して一枚の絵として売られるようになったものです。最初は黒一色でしたが、徐々に色が増え、7~8色で摺る「錦絵」へ発展していきます。錦絵への発展に大きく関係するのが大小暦です。大小暦江...
絵画

素朴派 アンリ・ルソー

正規の絵画教育を受けず、独学で画家になった芸術家たちは、素朴派と呼ばれています。その素朴派の代表格なのがアンリ・ルソーです。ルソーは22年間ほどパリ市の税関に勤めながら、余暇に絵を描く「日曜画家」でした。アンリ・ルソールソーは、高校中退後、...
浮世絵

北斎の娘 葛飾応為

葛飾北斎には、息子と三人の娘がおり葛飾応為は三女と言われています。美人画に優れ、北斎の美人画の代作をしたとも言われ、北斎も「美人画に関しては応為にかなわない」と語ったと伝わっています。応為は70歳近くまで生きたとされている一方で、現存する作...
絵画

カラヴァッジョ 「聖マタイの召命」

ルネサンス後の絵画の主要な画風となったバロック絵画の先駆けとなったミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの出世作の「聖マタイの召命」です。「聖マタイの召命」は、イエス・キリストが徴税人のレビ(後の聖マタイ)に声をかけて自分の弟子にした...
ヨハネス・フェルメール

ウルトラマリンブルー フェルメール

基本的に絵の具は、色の素なる物質と、接着剤の役割を果たす「媒材(メディウム)」を混ぜたものです。その為、色の素となる物質が高価なものとなると、絵の具も高価となるため、自由に色を使うことが出来ない時代が続きました。特に青色は19世紀に化学の発...
絵画

西洋絵画の流れ ルネサンスから印象派まで

ルネサンスから印象派までの西洋絵画の大まかな変遷を紹介しています。ルネサンスキリスト教によりものの見方が制限されていた世界から、商業活動の活発化などで少しずつ世の中が豊かになるにつれ、人々は宗教的価値観だけでなく、より自然や社会の本来の姿を...
絵画

ネロが最後に見た絵 十字架昇架と十字架降架

ベルギーのアントウェルペン(アントワープ)のバロック美術の巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスが制作した「十字架昇架と十字架降架」です。ルーベンスは30代半ばで本作品を制作、バロック美術を代表する作品となっています。フランダースの犬の主人公ネロ...
浮世絵

六大浮世絵師

「見返り美人」の菱川師宣(ひしかわもろのぶ)から始まったとされる浮世絵。その後、それぞれの一門を築きながらもさまざまな浮世絵師が誕生しました。名前が分かっているだけでも300人以上と言われています。なかでも六大浮世絵師と言われている 鈴木春...